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せめて希望を語りたい

 ご無沙汰しております。
 3か月半ほど、お休みしておりました。東日本大震災の影響が余りに大きく、発生後しばらくの間というもの、私自身この問題にどうしたらいいのか正直分かりませんでした。2月3月に行ってきたアメリカ調査のことも書く気にもなれず、被災地の方々の力になれない自分を歯がゆくも感じていました。

 この3か月、事態は決して好転しているとは言い難く、原発問題も中々収束する様子が見られません。政治も混乱し、不安を掻き立てる出来事が続いています。心が暗くなるような話題が多いことに、嫌気がさしてもきました。

 せめて私ができることと言ったら、如何にこの国に生きる我々が希望を抱いて生きていけるか、その環境作りをすることのように思います。私自身教育に携わる者として、学校現場で若い世代が生きる希望や喜びを見出していけるようなことを語っていかねばならないと肝に銘じています。若い世代が希望を持って社会に羽ばたいていくことが、この社会をより住みやすい場所へと変えていくことができると考えています。

 
# by reparateur | 2011-07-05 00:19 | 日常生活

同じ島の中で生きる

 おとといから昨夜の朝方にかけて、金沢では雪が舞った。3月も終わりに近づいているというのに、今年はいつも以上に雪の量が恨めしく感じられる。今金沢で舞っている雪が東北地方でも舞っているかと思うと、余計胸が締め付けられる。
 こんな寒い空気の下で、燃料も底を付き始めている被災地の夜は相当寒いだろう。無事夜を乗り切ってほしいと、ただ今の僕には祈ることしかできない。映像で映し出される津波で荒れ果てた街、その荒れ果てた街で必死に家族を探している人たちや避難場所の体育館で寒そうに暖をとっている人たちの様子を目にする。同じ島でこのような信じられない光景が繰り広げられているのだ。金沢での生活だけを見ていれば、以前と変わらない平穏な生活が続いているというのに。
 自分のできることはそう多くはない。しかし、せめて心はいつもつながっていることを意識して過ごしたい。
 被害に遭われた方々の1日も早い回復と地域の復興を、切に祈っています。
# by reparateur | 2011-03-19 10:23 | 社会問題

帰国しました

 日曜に、無事アメリカより帰国しました。今回は向こうで色々な人に助けられ、また調査に関しても予想以上の成果を得ることができ、大成功の出張でした。金曜に帰国のため空港へ向けて出発する時には、正直言って、まだ帰りたくないという気持ちに襲われました。

 体の方は、1週間の滞在でようやく後半時差にも慣れてきたかと思いきや、今度は日本に帰ってきて再び時差の問題と嫌でも向き合わねばならず、まだ体がついてきてない感じです。

 途中、五大湖のいくつかの上空を飛びました。海のように広い湖ですが、それでも半分以上凍っていたのには驚きました。アメリカは本当に広く、北の方は凍えるほどに寒かったですが、南(帰国時がヒューストン経由)では半そでで過ごしている人もいるくらいで、コートを着ていると熱いくらいでした。

 色々ご紹介話がありますが、追々書かせていただきます。
# by reparateur | 2011-03-08 07:08 | 旅行

峠を越えて

 すっかりここしばらくは晴天が続き、ここ2,3日であれだけ積もっていた雪も、まるでなかったかのように消えてしまった。このまま一気に春が来てくれればいいのだが、恐らくそういうわけにもいかず、まだ何回かは雪が舞うこともあるだろう。しかし、もう1月末のような大雪に見舞われることもなかろう。季節の移り変わりを肌で感じられる日々である。

 何度も書いていることだが、職場からはとてもきれいに富山との県境の山々が見える。雪をかぶった稜線がはっきりと浮かび上がる光景は何度見ても美しい。山々の一番高い頂は今でも真っ白で雪深い様子が伺える。東京などの大都会にも大きなビル郡が立ち並ぶのに、山々を美しいと感じてビル郡をそう感じないのは、山々が自然の発露だからだと思う。そこに様々な自然の命が宿っている。私たちをも包み込んでくれるような暖かさを感じる。一方のビル郡は、その大きさ、高さ、形などに圧倒はされるけれど、私たちを包み込むというより、見下ろしているような印象を持つ。所詮、人工物は自然の雄大な力にはかなわない。

 ニュージーランドの大地震も、逆の意味で自然の大きな力の前に人間が非力であることを感じさせられた。1人でも命が助かることを願う。
# by reparateur | 2011-02-24 00:37 | 日常生活

娘の名言

 娘も昨年12月で4歳になって、おしゃべりも上手になった。通っている幼稚園も、毎日楽しいようだ。

 髪の毛も伸ばして背中の3分の1が隠れるくらいまでになったので、髪をゴムで結ぶ機会も増えた。上の2人は男の子だったし、僕自身も今まで長髪にしたことなどないため、髪の毛を結ぶという経験をしたことがない。妻は現在非常勤の仕事をしているが、朝早く出かけるため、幼稚園のバスまで送るのは基本的に僕の仕事だ。妻が時間のある時は娘の髪を結んでくれるが、先に仕事に行かねばならない時や娘が寝坊した時は結ばないで出かけるか、僕が結んであげなければならない。しかし、中々うまくは結べないのだ。結び方がゆるかったり、うまく束ねられなかったりすることが多い。だから、僕が髪を結ぶことは娘には不評だ。

 ある朝のこと、妻が髪を結べなかったので、僕が結ばなければならなかった。しかし、娘は結ばなくていいと言う。そして、ゴムを幼稚園かばんに入れようとした。先生に結んでもらうからいい、と言うのだ。
 僕は娘に言った。「先生、忙しいでしょ?結んでもらうのは悪いよ」
 すると娘にこう反論された。「ううん、忙しくないよ。だって、先生いつもみんなと遊んでるもん!」

 なるほど、子どもにとって大人が一緒に遊んでくれるということは、忙しくないことを意味しているんだ。先生が子どもと一緒に遊ぶのもお仕事なんだよ、と心の中で思ったが、「いいよ、パパが結ぶよ」とだけ言って頑張って髪を結んだ。
# by reparateur | 2011-02-10 23:14 | 日常生活


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by reparateur

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